ウェストサイド物語 12月12日マチネ 6回目

遅くなり申し訳ありませんが、先々週観に行ったウェストサイド物語のレポです

キャスト

　　　　　《ジェット団》
　　　　　リフ　　　　　　　　　　　　　　荒川務　　　　　　　グラジェラ　　　　　　　　　高倉恵美
　　　　　トニー　　　　　　　　　　　　福井晶一　　　　　　　ヴェルマ　　　　　　　　　村上智
　　　　　アクション　　　　　　　　　　大塚俊　　　　　　　　クラリス　　　　　　　　　　小澤真琴
　　　　　A‐ラブ　　　　　　　　　　　　大塚道人　　　　　　ポーリン　　　　　　　　　　海野愛理
　　　　　ベイビー・ジョーン　　　　　厂原時也　　　　　　　エニィ・ボディズ　　　　　木内志奈
　　　　　スノーボーイ　　　　　　　　澤村明仁
　　　　　ビッグ・ディール　　　　　　丹下博喜
　　　　　ディーゼル　　　　　　　　　朱涛
　　　　　ジーター　　　　　　　　　　川口雄二

　　　　　《シャーク団》
　　　　　マリア　　　　　　　　　　　　高木美果　　　　　　ベルナルド　　　　　　　　　萩原隆匡
　　　　　アニタ　　　　　　　　　　　　樋口麻美　　　　　　チノ　　　　　　　　　　　　　　畠山典之
　　　　　ロザリア　　　　　　　　　　岸本美香　　　　　　　ペペ　　　　　　　　　　　　　水原俊
　　　　　コンスェーロ　　　　　　　　村上絵里子　　　　　インディオ　　　　　　　　　　神谷凌
　　　　　テレシタ　　　　　　　　　　高橋亜衣　　　　　　　アンクシャス　　　　　　　　玉城任
　　　　　フランシスカ　　　　　　　　井藤湊香　　　　　　　ファノ　　　　　　　　　　　　内御堂真
　　　　　エステラ　　　　　　　　　　八鳥仁美　　　　　　　ニブルス　　　　　　　　　　小野功司

　　　　　《大人たち》　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　《第2幕第1場》
　　　　　ドッグ　　　　　　　　　　　　山口嘉三　　　　　　　ソプラノ・ソロ　　　　　　　　久居史子
　　　　　シュランク　　　　　　　　　志村要
　　　　　クラプキ　　　　　　　　　　石原義文
　　　　　グラッド・ハンド　　　　　　川口雄二

　　　　　【コンダクター】　　　　　　平田英夫



気になるキャストを…


トニー：福井晶一さん
登場シーンでリフと喋っているときにいつも気になること…どうしてあんなに鼻声なのか…(笑)
ホントにあそこのシーンだけが鼻声でいつも笑ってしまいます。
「何かがやってくる」はソロなので福井さんだけの声が響くんですが、途中の音を上げるところで掠れてしまい声が伸びなくなってしまいました
「体育館のダンス」であとから入ってくるトニーがジェット団と一緒になって軽く踊るところが凄く可愛いです
でも、指を出して上下で動く振付…(わかりますかね？)の時に忘れてしまっていたのかベイビー・ジョーンの厂原さんを見てあわててやっていました(笑)
「マリア」は前回と違って凄く安定したファルセットでした。
「トゥナイト」は高木さんとのハーモニーがホントに綺麗で、あっお似合いだなぁと(笑)
でもあの調子だとトニーの声が大きすぎてマリアのママとパパにバレちゃうよね～
「トゥナイト(クインテット)」はいつも鳥肌が立ってしまう曲ですが、なぜかずっと樋口アニタに目を向けてしまっていて、福井さんがいつ登場するのか見れないんです
だから福井さんの声が聴こえるといつも「しまった！！」って思ってしまうんですよ(笑)
高木さんと同じパートを歌う時に少し高木さんの声にかき消されてしまうところがありました。
福井さんのマイクって小さく調節されているんですかね？
「ランブル」で萩原ナルドに押されるシーン、最初は普通に耐えていましたが、萩原さんの押す力が加藤さん以上の強さで、段々と真顔になって…ホントにキレてる
なので、ディーゼルの朱さんに押された時は本気で怒鳴っていました。
「すてきな気持ち」が終わってマリアとチノが話しているところに…家の後ろをノロノロ歩いてきた人影が
ええ、福井さんです(笑)　この日はバルコニーの1番左の席だったので、次に登場する福井さんがスタンバイしているのが丸見えでした
ずーっとゆらゆら揺れていて何してんのよ～なんて思いましたが…。
「サムホエア」は凄く素敵な笑顔ですね。
マリアのリフトがありますが、少し顔が苦しそうでした
そして、この日は珍しく靴ひもが結べませんでした
アニタが家の前で待っていて、福井さんも急いでいるのですが靴のかかとがおかしくなっていたみたいで、結局手元が凄いブレて結べなかったみたいです。
もう諦めてマリアとの掛け合いをしていましたが、靴ひもはビローンと…
最後は「チノ～」とものすごい勢いで叫びますが、舞台裏でやっぱりどたどた聞こえて劇場が崩れ落ちるんじゃないかっていうくらいでした(笑)
撃たれた直後の顔が…泣けます。　マリアと「サムホエア」を歌う時もとても辛そうな声でますます涙があふれました。
福井さんのトニー、最高です

アクション：大塚俊さん
大塚さんはソンダンの時から笑いのセンスがある方だなぁと思っていたのですが、このウェストサイド物語でもそのセンスを発揮していると思います。
だって、「クラプキ巡査どの」での大塚さん、とっても面白いんだもの～
ジーターかA‐ラブか忘れてしまいましたが、他のダンサーの足にすり寄って頭を撫でられているときの顔がとても猫みたいで可愛かったです。
歌も上手いし、ダンスもホントに上手で、大塚さんも凄い好きだなぁ

ベイビー・ジョーン：厂原時也さん
やっぱり厂原さんもとてもかっこいいです
一緒に見に行った初見の友人もあのくるくるパーマの人かっこいい～なんて言ってました。
友人曰く厂原さんの声がとてもかっこいいんだそうで、厂原さんが歌う度にニヤケテいて双眼鏡のスポットは毎回厂原さんに当てられていました(笑)
そんな人気の厂原さん、私も思いますがとても歌が上手いですね。さすが、ソンダンでも「早く王様になりたい」、福岡公演でも「スターライトエクスプレス」を任されているだけあります。
私的に最初の「どう？全部忘れて水に流そうよ！」のセリフがとても可愛くて好きです。
「体育館のダンス」のシーンでも小澤さんとホントに楽しそうに踊ってらしてこっちまで楽しくなってしまいました。
途中から現れる福井トニーに思いっきり抱きついて、踊っているジェット団の仲間に一生懸命「トニーだよ！！」って叫んでいる厂原さんは皆の可愛い弟って感じでホントに可愛かったです。
またポーリンのスカートめくってましたけど…(笑)
厂原さんはとても笑顔が素敵な方なんですが、「サムホエア」で楽しそうに踊っている場面が1番好きです。
「クラプキ巡査どの」で「ア゛ァ゛～」や高い声で歌うところもとても面白くて、ずっと笑ってしまいました。

ディーゼル：朱涛さん
ジェット団の中で1番落ち着いてる団員の様な気がします。
最初に決闘の話をしているときに興奮状態の団員の中でただ１人、「で、兄貴の考えは？リフ」ととっても落ち着いた声で話されます。
朱さんていつも思いますが、とても日本語がお上手ですよね。
「体育館のダンス」での「あ～ら仲良しダンス」も面白かったです。

グラジェラ：高倉恵美さん
高倉さんのダンスはキャッツ、ソンダンと見てきて、ホントに素晴らしいと思います
皆と同じ振付を踊っていてもひときわ目立つといいますか、ホントに目を引きます。
セクシーな踊り方をしつつ、ダイナミックですよね。
「クール」も女性陣の中でクラリス、ヴェルマを差し置いてダントツで上手いです。

クラリス：小澤真琴さん
小澤さんのダンスってなんとなくピョンピョンしてて可愛いです。
だから「体育館のダンス」で厂原さんと凄く相性が合っているのね。
「サムホエア」の走り方が面白いです。

マリア：高木美果さん
オペラ調の歌い方なので、福井さんの声をかき消してしまうところがありましたが、そんなに嫌いじゃない女優さんです。
歌い方がオペラ調でも、歌っているときに顔が崩れないので好きなんですよ(笑)
「体育館のダンス」でシャーク団の後ろでチノと一緒に踊っていますが、そっちも充分お似合いです。
「トゥナイト」のシーンで前回も思いましたが、バルコニーの階段を下りる速さがめちゃくちゃ速いですよね。
いつも落ちちゃわないのかなぁなんて思ってしまいます。
ベルナルドを殺したトニーに対し、「人殺し！」と叫ぶところは他のマリアよりも自然な感じでトニーを責めるので1番高木さんの言い方が好きかな。
トニーが息を引き取った後の熱演はホントに凄くて泣かされます。

アニタ：樋口麻美さん
やっぱり樋口アニタかっこいいです
萩原さんとだと年齢が近いのでホントにお似合いのカップルって感じがします。
「アメリカ」もダントツで歌が上手いですよね。　樋口さんの歌い方は他のアイーダやエルファバだとう～ん。。。って思ってしまうのですが、アニタだと逆にそれが活かされてかっこいいなと思います。
そして、歌と同じくらいダンスがとても上手です
トニーがブライダルショップに現れた時に言う「先に帰って、私が鍵閉めておくから」はやっぱり樋口さんだからできるアニメ声みたいな感じでまたまた会場から笑いが起きました。
でも、あまりアニタはトニーを悪い人だとは思っていなかったみたいですね。
というよりも、あまりジェット団を敵対はしていなかったんだと思います。
とにかく樋口アニタ、かっこいいです

ロザリア：岸本美香さん
小さくて声も可愛い方なので、ロザリアもとても合っている役だと思います。
「アメリカ」の♪～コーヒーの花咲く島よも以前の地声で歌っていた歌い方と変えて裏声で歌ってました。
アニタにスカートをめくられた時の「キャァ！」がとても可愛いです。
ロザリアはこのシーンだと裸足ですが、とっても岸本さんらしいと思います(笑)

ベルナルド：萩原隆匡さん
加藤さんと違って萩原さんの方がマリアのお兄さんって感じがします(笑)
「プロローグ」の有名なシーンは足を上げた後のステップがちょっと危うくて転んでしまうんじゃないかとハラハラしてしまいました
「体育館のダンス」でマリアとキスをしていたトニーを突き飛ばすシーンがありますが、「手を出すなアメ公！」の言い方が加藤さんよりキツイ感じでホントに過保護な兄って感じがしました。
「アメリカ」の前のアニタとの絡みで「エトセトラ」というセリフがあるのですが、その言い方は加藤さんよりも自然な感じで聞けました。
加藤さんが「エトセトラ」って言うと、なんだか違和感があって笑ってしまうんですよ
「ランブル」のトニーへの押し方も強すぎるよ～福井さんちょっとキレ気味だったからね。
リフを刺してしまった時もホントは刺すつもりがなかったからか、ナイフを持った手が震えてました。

チノ：畠山典之さん
畠山さんもかっこいいですよね。
「体育館のダンス」でマリアと仲良く踊っていて、マリアを見る眼差しがホントに好きって感じで、見ていてそっちの方が甘いオーラがあるななんて(笑)
福井さんのマリアを見る目も同じくらい優しい感じだけどね


今回はバルコニーだったため、舞台の上もレンガのような絵が描いてあることに気づきました。
舞台って細かいところまでしっかり作られているからいいですよね。

最初の序奏で、「サムホエア」の音楽がかかったところで幕の後ろからゾロゾロと足音が聴こえました。
そこでジェット団がスタンバイするんでしょうね。

でも、ジェット団もシャーク団も、仲間が3人も犠牲にならないと気付かないっていうのはホントにバカですよね。
アニタが最後のシーンでトニーを助けたいと言ったのに対して、アクション達がトニーを殺すためと言ったのは自分たちで壁を作っているからだし、もっと人を信じればいいのに…なんてことをふと思いました。
そもそも喧嘩が繰り返されているからこれだけの犠牲者が出たわけなので、どうして喧嘩なんてするんだろうとドックと同じ気持ちになりました。

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